『下妻物語』

h_nekozaki2005-05-26


 『下妻物語』のDVDを買い込んで来たので、急遽一人鑑賞会。
 うむ、やっぱり面白いっす。
 土屋アンナちゃんは、これ映画初出演なのにうまいっつーか、思い切りハマってます。
 深キョンも、正直この映画見るまでは○ーパーな子なんだろうと思ってたんですけど、なんつーかプロ根性座ったお方でした。お見それしました。
 
 あと、何と言いますか、「よく主人公の成長を描いた……」とか、そーいう映画もありますけど、成長そのものを描こうとすると、話が嘘っぽくなり易いと思いませんか? 大体成長ってなによ。ねぇ。
 人間不完全だけど、それでも誰かと仲良くなったり、誰かのために何かしたりするわけですよ。それを成長と言ってもいいし、別に誰かに「それは成長とは言えないよ」と言われたとしても、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
 ロリータの桃子もレディースのイチゴもかなり破綻した性格で、不完全もいいところです。それでも二人は段々仲良くなっていって、最後は大の仲良しになるのです。
 実際は、この映画の中で桃子もイチゴも成長してるんでしょう。でも、見終わったときに、「成長した? しない?」なんてことは、「どっちでもいいじゃん。そんなことさぁ」と言えるような余韻が残るのがいいなぁと、そう思うのです。
 
 そう言えば、主題歌はトミー・フェブラリーだったんだっけ。エンドクレジット見るまで気づかんかった。