レイチェル・リンド in ヴァンパイア・ザ・マスカレード

もう一人追加ー。
更新が進むのは、仕事が空いた隙にメモったテキストを手直ししてるから。
仕事中の手直しははかどるなぁ。家じゃぜんぜん進まないのに。

姉御レイチェル・リンド(トレアドール/♀)

街のウェストサイドに集まるセックスワーカーたちの顔役。
自分も元々「街の女」で、彼女のいう「うちの子たち」の生活圏を守るために夜ごと奔走している。
背が高く、やや上がり気味の意志の強そうな眉に、稲光を閉じこめたような青い瞳を持つ。ゆるくウェーブした金髪をいつもたらしているのは、人間時代に負った額の傷を隠しているため。

上前をはねようとするポン引きやマフィアたちから仕事場を守るのは容易ではないが、強烈なカリスマと沈着な態度で街の女たちをまとめ上げている。彼女たちは「リンド・ガールズ」と呼ぶ自警団のような集団を作って、過酷な生活環境の中でなんとか生き抜こうとしている。

街のトレアドール内での彼女の扱いはほとんど異端者と言ったところだが、ストリートの事情に通じ、ストリートサヴァイバーやセックスワーカー、関連NGOなどに顔の利く彼女はトレアドール内では貴重な存在で、トレアドールの長老たちは「時に必要になる手駒」として彼女の活動を黙認している。
彼女の方でもいわゆる創作活動にあまり興味がないため、氏族の「クリエイティブ」な血族たちとのつき合いは薄い。彼女が美しいと思うのは、標本箱にピン留めされた蝶でも描かれた蝶でもなく、荒野を風にもまれながら飛ぶ蝶なのだ。
どちらかというと、ブルハーなどのストリートを根城にする氏族とのつき合いが多い。

必要な場合はビジネスライクにつき合うが、実は大の男嫌い。二十代前の線の細い崇拝者たちから血を得るのを好む。
また、男女を問わず多くのパトロンとつながりを持ち、必要に応じて資金や影響力を引き出している。